ランニングで頑張っている方で起こしやすい怪我のひとつに歩くたびにスネの真ん中や、スネの外側が傷んで困るという方がいます。
よく起こしやすい怪我といいましたが実は放置しておくと余りよくないので、もし思い当たることがあるのであれば参考にしてきただきたいです。
スネやスネの外側が傷む原因
ランニング後をしてから膝のお皿の下やスネが歩くだけで痛む場合の主な原因として、筋肉の炎症が考えられます。
詳しくない方からすればあまりイメージしにくいのですが、スネの筋肉というのはとても長い筋肉で足の裏から太ももまでつながっているんですね。
一本の長い筋肉をイメージしてもらえれば分かりやすいんじゃないかなとおもいます。
特に痛めやすいのがこのスネの筋肉である前脛骨筋(ぜんけいこつきん)といいます。
この筋肉の主な特徴として、つま先を持ち上げる筋肉になります。
ランニング中は着地のたびに地面を蹴り上げて走るのが一般的ですよね。
この蹴り上げる動作にもこの筋肉がつかわれるためとても疲労度が多く、結果的に痛めやすく、疲れも感じやすい筋肉だということです。
また筋肉の強さに対して体重が重い方はこの筋肉に負担をかけやすいのです。
やはりこの場合もこの前脛骨筋を痛めてしまいやすいのです。
走り方にも前脛骨筋の痛みがでる原因がある
また前脛骨筋に痛みが出る場合はランニングでの着地にも原因があることもあります。
基本的にランニングでの着地はかかとからの着地が望ましいです。なぜならかかとは皮膚が分厚いためクッション性能が高いからです。
それもありランニングシューズではかかとがしっかりしているんです。
しかし前脛骨筋を痛めてしまう場合はかかと以外の着地、例えば足の親指の母指球や土踏まずあたりで着している場合に多いです。
痛みがなくなった時にあなた自身がどのような着地パターンかしっかりと把握しておきましょう。そこから再発しないためのきっかけがあるかもしれません。
前脛骨筋の痛みを治すには?
意外に歩くたびに痛い感じがする前脛骨筋の痛みですが、痛みがなくなるまで基本的に走るのは控えたほうがいいでしょう。
どうしても歩いたり、走るとこの筋肉を使ってしまうので、動かすことによる炎症を和らげるためにも安静が必要になってきます。
ただ、まったく運動はやめるというのではなく歩く程度であれば問題ありません。
ただし、日常生活の範囲内というのが前提です。
ですので走れないからダイエットできないのではなく、軽いウォーキングや散歩は可能ですので運動することはできます。
ただし、運動中に痛みが出る場合は、筋肉の状態以上に無理をしているためペースを落とすか、休む必要があります。
前脛骨筋を痛めときの対処方法は?
前脛骨筋を痛めてしまった場合の対処方法として、一般的であり基本的なものがその痛む部分を冷やすということです。
痛む場合は炎症が起きているということですので、前脛骨筋に関しては熱を持っていたり、なんだか腫れぼったい感じもすると思いますのでまずは冷やして炎症を抑えましょう。
逆にやってはいけない対処方法としてはマッサージがあげられます。
私たちはどうしても筋肉などが痛いと思うとマッサージをして筋肉をほぐせばいいじゃないか?という感覚があると思いますが、それはおおきな間違いです。
マッサージをすることで炎症が悪化してしまうということが分かっているのと、素人が好きなようにマッサージをしてしまった場合に筋肉の繊維を痛めてしまいやすいのです。
だかたまずすることは冷やすこと、ただしマッサージは絶対にしないことが望ましいです。
まとめ
歩くたびに膝のお皿の増したのスネ部分や、スネの外側部分に痛みが出る場合は前脛骨筋を痛めている可能性があります。
痛みが出たまま走って炎症が進んで悪化する場合があるので基本はハードな運動は避けて軽い運動程度にしておきましょう。
基本はやっぱり安静がおすすめです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました、